扶桑町議会 2016-12-08 平成28年第6回定例会(第3日12月 8日)
私としては、その講義の内容よりも、そのときの教官などは非常に有名な内閣官房副長官を長年務められた石原信雄さんですとか、それから直接の教官は自治省、現在は総務省になりますけれども、キャリア官僚の方ということで、そういう方たちの考え方を学ぶというのが非常に大きかったと思います。
私としては、その講義の内容よりも、そのときの教官などは非常に有名な内閣官房副長官を長年務められた石原信雄さんですとか、それから直接の教官は自治省、現在は総務省になりますけれども、キャリア官僚の方ということで、そういう方たちの考え方を学ぶというのが非常に大きかったと思います。
金の分配に絡んで、いわゆる族議員がばっこし、甘い密に群がるように企業が政治家に献金し、高級キャリア官僚に媚を売り続けてきたのです。今、国民はまさにこのような政治の仕組みにメスを入れてほしいと叫んでおります。地方自治体の首長や議員が霞が関や永田町に陳情に出かけることをやめさせたい。そんなことは意味のないものにしたい。そのためには、地方のことは地方で決める。
キャリア官僚向けには、現行の最上級、11級の上に12級水準を導入し、さらに管理職手当の定額化による実質的な増額、先送りされたとはいえ、本省庁手当の新設など、全体の賃金を引き下げた財源で一部のキャリア官僚を優遇する制度の見直しが盛り込まれています。そもそも、公務員と民間と比較すると、公務員が優遇されているといった議論が、どこまで尾張旭市の職員にも当てはまる議論なのかどうかにも、多少疑問が残ります。
高級官僚、すなわちキャリア官僚は、橋梁業者に天下りして、70歳までの安定した地位と身分、そして収入が保障されます。業者は高値入札によって法外な利益を手に入れ、政治家は業者からの政治献金によって潤うという、政財官の癒着による国民の税金のぶんどりであります。また、非常な高値で工事を請け負ったことであり、その高値の分は国民の税金と高速道路利用者の利用料の負担となっているということです。
政府が閣議決定した公務員制度改革大綱は、官僚の天下りを促進する内容でありますし、特権的なキャリア官僚の優遇措置を講ずるものであるということと同時に、一般の公務員に対しては現行の労働基本権制約を維持したまま人事管理を強化する、こういう内容のものであります。今、国民が求めているのは政府と官僚・財界の癒着を根絶していくということだと思います。